平成29年5月21日(日)、第1回のスポニチいわて奥州きらめきマラソンが開催されました。
当日は真夏を思わせる暑さのなか、約4,000人のランナーが健脚を競いました。
メイン会場の前沢いきいきスポーツランドには、早朝から多くのランナー、ボランティアスタッフが集結しました。会場内では参加賞を受け取る方や手荷物を預ける方、アップを行う方が溢れ、テント村の出店も始まりスタート前から賑わいを見せていました。

フルマラソンのスタート前である午前8時の開会式には、特別協賛企業の皆様にご臨席いただきました。ゲストランナーの那須川瑞穂さんに向けて、地元の皆さんが駆けつけ横断幕で歓迎を示す場面もありました。

開会式終了後の午前8時30分には、実行委員会会長である奥州市長の号砲により2,758人のフルマラソンランナーが出走。奥州市として初となるフルマラソンの大会が、関係者の皆様のご協力のもと開催された瞬間でした。

その後照りつける日差しが強くなるなか、家族ペアの部を含めた3㎞の部約400人が出走。出走者が全員、完走しました。3㎞の部では、家族ペアのゴールの判定について疑義が生じ上位入賞者の表彰が予定していた時刻より遅れるという実行委員会側のハプニングもありましたが、競技は滞りなく終わり、出店者のテント村が飲食物を買い求める参加者で混み合い始めました。

午前10時35分には、気温30度のなかで10㎞の部の879人がスタートしました。10㎞の部がスタートして間もなく、フルマラソンのトップの選手がメイン会場に到達し、暑さのなかの走りに会場内は驚嘆の声があがり、応援の熱気が頂点に達しました。

その後、続々と10㎞の部とフルマラソンの選手がメイン会場に戻ってきまして、「ラストスパート」「お帰りなさい」の声と拍手が沿道から飛び交いました。
 

いっぽう、暑さで体調を崩すランナーが多く、ゴール後に救急車で搬送された方もいました。正午には気温は32度を超えており、競技は過酷な状況となりました。予想を超えた暑さに、ランナーの皆さんはたいへんな苦労をされたことと思われます。運営側も臨時給水所を設置したり、10㎞の部で使用した車輌で体調を崩した方の救助に向かうなど対応に追われ、天候との戦いはランナー・運営双方が経験しました。
 

そんな状況の中、コース上ではボランティアの皆さんのご協力による給水所運営、走路管理が行われていました。給水所や走路管理(交通規制)については、多くのランナーの皆様、競技関係者の方から厳しいご意見を頂戴しております。第2回大会に向けて、より良い運営となるよう、可能な限り改善をしてまいります。そして、コース各地での沿道の熱い声援がランナーの皆さんを後押ししました。趣向を凝らした応援、ランナーの名前を呼んでの応援、私設シャワー設置、ランナーの皆さんにとって、足を前に踏み出す原動力になったことと思います。改めて、ボランティアの皆様、声援を送っていただいた沿道の皆様に、そしてランナーの皆様に、大会の盛り上げにご尽力をいただいたことに感謝申し上げます。



 
 

<写真提供:奥州市総務企画部政策企画課広聴広報係、オールスポーツコミュニティ>

たくさんの課題を残しはしたものの、奥州市として大きな大会を終えることができたのは大きな一歩だったと考えます。次回大会に向けた会議や実行委員会総会をこれから開催し、多くの方の意見を伺いながら走り出していきます。

大会前にランナーの皆様に送付しておりました「参加のご案内」の封筒のなかに、大会に協賛をいただいております株式会社フォトクリエイト様(オールスポーツコミュニティ)からのチラシが入っていたことと思われます。
フォトクリエイト様からは、大会当日のランナーの写真を閲覧することができ、希望される方にお譲りするサービスを提供していただいております(平成29年7月3日までのサービスとなります)。イベントID、パスワードは送付しているチラシに記載されておりますのでご確認ください。

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